500円玉を偶然拾ったなら、
そのまま本屋に行って、「求愛瞳孔反射」を買ってほしい
そして僕とお喋りしよう。
the pillowsに惹かれて、
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』を観て
うきうきと充たされた心でヴィレッジヴァンガードに足を伸ばしたら
なんと、欲しかった本があるではないか!
(あの店の本のチョイスはなんでいつもあんなに素晴らしいんだ)
ということで
TH叢書No.42(ドールホリック) 求愛瞳孔反射
を購入。
求愛瞳孔反射は本当によい買い物でした。
言葉にはできませんが、炭酸の海を泳いでいるみたいで、美味しかったです。
恋に落ちたかと思いました。びっくりしました。大丈夫です。
TH叢書の方は、一目惚れに近い。
どこからが人間でどこまでが人間か、というテーマは近未来SFにありがちですが、それだけ、多くの人が興味を持つテーマなんでしょう。
人間と人形の間のエロスだとか、ジェミノイドだとか、ラブドールだとかに言及しててとても面白い。
昔からそういうものに惹かれていました。
人間の境界線というか。
哲学はちょっと置いておいて
アンドロイドを人型にする意味だとか
そういうものを、ピュグマリオニズムから、アートの観点から見るのがこの雑誌。
そして行き着くというか原点には「未来のイヴ」。確かにイヴだな。
まぁアンドロイドの語源だし、当たり前ではあるんですが。
しかし、そう考えていくと「ドジっ娘ロボ」と「機械のような(無表情な)娘」っていう萌えカテゴリはなかなか面白い。ある意味、人間らしさの追求っていうのはそういう「バグ」にあるのかもしれないな、と思ってみたり。
人形愛序説と併せて、じっくり読みたい。
思考が言葉になるまで。