11/30/2010

多分、過分なのよ!

多分そのうちブログ移行すると思います。

改行レイアウトが気に入らない!

夜が近付いても歩き続けていた

落ち葉の色が赤から黄色になって、吐く息の白さに驚かなくなった。

空には星が輝いている。夏よりも多く見える気がする。知っている星も夏より多い。

時が流れるのは早い。
そしてそれよりも、自分の知らないところで流れている時間の方がずっとずっと速い。
久々に友人や後輩と話すと、自分の知らないところで沢山の事が起こっていたり、多くのものがなくなっていたり始まっていたりする。自分から距離をとればとるほど、その速度は上がる。
おそらく、自分の時間軸とは別に捉えている所為だろう。
全く知らない人の人生は一瞬に思える。
もしかしたら、地球を外から見たとき、46億年なんていうのは一瞬なのかもしれない。


そういえば小さい頃、漫画や作品にのめりこんで自分がそこに居る空想をすることがあった。
登場人物達は物語の外で私と一緒に遊んでいたし、世界の端に作者もしらない私が作った場所があった。
大人になって、作品はただの作品なのだと、登場人物はデータなのだと気付いてしまった。今では、私はいつも現実に居座って彼らを眺めている。
あの頃の自分にとって物語は作品ではなく「違う世界」だったのだろう


この間、教授と勉強というものについて少し話した。
「私も先週61歳になりましたけど、やっと刑法がちょっと分かってきたかな、と思いました」
と先生は言った。自分の専門でさえ、教授が61になって「ちょっと分かった」というほどなのだ。
学問は奥が深い。


講義で”○○学”というものを教えるのは難しいらしい。
研究者は○○学の更にその先を細分化させた一分野について研究しているものだから、その学問について幅広く講義しろ、と言われても中々その面白さを伝えるのは難しいのだそうだ。
「面白く、分かり易く、それでいて深く、という講義を目指しているんですけどね」
と先生は困ったように笑っていた。


たまに触れる専門外の知識がとても面白く感じることがある。
いつの間にか自分の専門についての勉強は嫌々になっている事がある。
結局それは、新鮮味の違いなのだろう。
自分の専門だって、疑問が増えて調べだすと数時間あっという間だったりする。きっと表層知識では新鮮味が感じられないくらいには知識量は増えてしまったのだ。しかしその奥に進むだけの興味は、知識量の増幅でしか得られないという矛盾が、勉強の面白さが分かりにくい原因だろう。


図書館を出て歩き出すと、冷えた空気にすっと脳がクリアになる。
ポケットに手を入れて一人、暗くなった大学を歩く。どこか遠くで管楽器の音がする。
あとどれくらいこの場所に立っていられるのだろう。

11/23/2010

Owl City - Fireflies



今日の一曲目だし
明日の一曲目にもしたい。

ささくれた心に染み込む歌と映像。

11/18/2010

11/15/2010

しをりる/しをりら

Skype等のアイコン使用中の絵。

本当は栞に出来るようなものを作りたかったのです。

割と気に入っている絵ではあります

背景はフリー素材なので若干適当。

11/12/2010

雑記

暗澹たる雲の上には三日月の宿る夜空が広がっていました。

ぎゅいぎゅいーってな感じでベジェ曲線ではじめて線画描いてみましたの。
やっぱり手書きよりもずっと綺麗ですね(当たり前か

妹と久々に電話で話して意気投合してました。
色々と異常だよね、うちは。って喋ってました。姉妹っていうのも悪くないですね。
普通は、ってのが常套句なんですけど一番オカシイのは自分だったりするイイ例。
姉として出来ることがあればしてやりたいです、
とか思えるくらいには、自分も余裕が出来てるって信じたいの。

将来の事とか言われても本当はあんまり上手くいってないし
刹那的に生きてきたから実は来年も再来年も自分が居るイメージが湧きません。
というかそもそも問題を解決しないことにはゴールは見えないわけでzzz

うん、だからこそかな。
1ヶ月後の予定とか決めるのが苦手ですの。あふあふ×××ってなります。
来月の何日、3ヶ月後のこの日こうしよう?って言われてもそれまで私生きてるのかな?って
2週間後の予定が限界です。それ以上は現実味がないです。
自殺とか、そういう意味じゃぁないんだけど。難しいですね。
  難しくしているのは自分だよ(とか犀川先生は仰るのです

気付くのに時間の掛かる事が沢山ある。
そういうのは大抵、問題の難しさより、自分の内面の余裕によって左右されている。



ってこれは過去の自分の言葉の引用ですけど。(9/9青春の欠落)
ののの。そゆことです。(どゆこと?

そんでもって面倒に思えてきたコミュニティとか。
それって結局個人×nが面倒になったって事じゃなくって?とかとか
否定はしないけど。
嫌いとか悪いとか憎いとか、そういうのをあまり口にしなければ穏やかな人間関係は築けます。
温厚さって、そうやって構築されているものではありませんこと?
ラジカルな意見が敵を作るのはドコも一緒ですね。


紅葉が終わっていきます。
冬がくるのですね。来週から暖房が入ります。
ぽかぽか、したいの。

11/09/2010

Now Reading……

【最近買ったもの】
喜嶋先生の静かな世界/森博嗣
目薬αで殺菌します/森博嗣
理由/宮部みゆき
人質カノン/宮部みゆき
しをんのしおり/三浦しおん
推定無罪(上・下)/スコット・トュロー
子どもたちは夜と遊ぶ(上・下)/辻村深月
宮沢賢治詩集

本ばかり増えていく。
自室が図書館化していく。うむうむ。
本好きとしては「何か本あるかなぁって…来てみたー」なんて言われたら、うきうきしながら3冊くらい貸してしまうでないの。
そして紅茶を飲みながら長々と本の話が出来るのは至上の幸福である……。

11/08/2010

曇り空、雨模様


曇っているのはこころですか。
泣いているのはお空ですか。

11/06/2010

イきるものの叫び

夜。
11時くらいに街のスクランブル交差点の端で、パフォーマンスを見た。

ユキンコ アキラ

この人の、リズムパフォーマンスというやつ。
肩からポータブルDJボックスをぶら下げて、流れるリズムに乗って踊ったり走ったりしながら、キャンパスに絵を描いていく。
Go my way!!!
叫びながらスプレーやらを使って描いてく。

呑み会帰りの若いお兄さん達が盛り上げてて
Go my way!!!
って踊りながらのソウルフルシャウト。
お兄さん達もシャウト。

凄く良かった。
上手く言えないのがもどかしい。

芸術は人の心に響く。
お気持ちBOX、と描かれた缶の中に200円落として
「ありがとう」って言われて、手を握った。

細くて、男の子にはもうない、年を重ねた皺。
温かくて、壊れ物を扱うように握手して

ああ、人間が作ってるんだ

と感じた。
好きな人と手を繋ぐときでもない。女の子の手を握るときでもない。
触れ合う感覚。
こんな事でしか人間味を感じられないというのは、少し情けなくて虚しくて愚かな話だけれど、こうやってスプレーに汚れた温かい手を握って、そうやってやっと、魂の叫びみたいなのに触れられるのかもしれない。触れていると気付くのかもしれない。
空気を震わす音も、濃い匂いを放つ油絵も。
何よりも僕らは温度によって人間を知る。生きている事を知る。

心震えた、23時。

11/05/2010

野狐禅

後先を考えずに永遠を誓えるだけの愚かさが欲しかった。

吐き出す言葉の重さを知っている人は、とても言葉に気を使う。
それは時に残酷な予防線を張っていたりする。ただ、そういう自分に対する優しさは必須だ。

絶対だとか永遠だとか、そんな言葉は使えなくなった。一方で、どうでも良い嘘を簡単につくようになったのは、何かに対する緩衝材なのかもしれない。適当さだとか、斜に構えてみたりだとかっていうのは自分自身、みたいなものを直視しない方が良いことを知っているからだろう。
全力で生きていると、落ちるときも衝突するときも きっとそのスピードだからね。
80%くらいを気取っておいた方が、それくらいが全力の振りをしておいた方が後々楽だって事を段々知っていくんだろう。頑張れ、みたいな暴力に対しての切り札かもしれない。

思いやりと頭の回転の速さっていうのは人間社会の中にいる中で最上の防御になる。
思いついてから、それを言うべきか言わざるべきか、をきちんと判断して行動できるという賢さ。
素直に尊敬した瞬間だった。

後先を考えずに永遠を誓えるだけの愚かさは欲しかっただろうか。

単純だったものはいずれ知識と共に複雑さと難解さを孕んでいく。
全ての事象は樹木のようになっていて、幾千幾億の枝先と根が広がっているのだ。
成長すればするほど広がってそしてやがて端から朽ちていくのだろう。
「やっぱり家が一番」みたいな顔して、死ぬ間際に幼かった頃のシンプルな思いを口にしたりするのかもしれない。失ってみて初めて気付く大切なもの、なんてのは遣り尽くされたテーマだけども、やっぱり始めから持っているものの価値を知るためには、そう簡単にはいかないのだろう。最初から持っていないものの価値だって、そう簡単にはいかない。

pricelessというのは日本語の慣用句、「値無き宝」と訳される。
tintinnabulationが、もゆらと一言で表わされるように
この世にある言葉はあるべくして生まれているんだろう。必要とされて生まれる感覚なのだろう。誰しもが得る感覚なのかもしれない。欲しがる言葉なのかもしれない。

Noting so sure as death
死ぬるばかりは真

「否定も徹底すれば肯定になる」
と言ったのは血盟団事件の主犯、井上日召ですが
嘘を真に塗り替えることすら可能なこの世で、死ぬことだけは唯一絶対の真なのだというのは昔から言われている様です。

嘘と難解さと煩雑さに絡まりながら
そうやって段々ゆっくりと、真に近付いていく。

11/04/2010

急いでアリス

夢の中で 光の出口
遠くにいる優しそうな、少し太ったおじさんと、痩せたおじさん
本棚の隙間を抜けて
蛇にだって兎にだって騙されないようにしながら
靴音ならしながら
逃げる
迷う
早く急いで
本棚の隙間を抜けて
夢から醒めた 夢
本棚の隙間を抜けて


走り抜ける アリス







Winter Girl