隣の芝生は青い されど我が庭は竹林なり
12/28/2010
薄明前夜
瞼の奥に光る夢が
さよならのように積もっていく
口ずさむ歌の
思い出せないフレーズを
夜に溶かしたまま 歩き続ける
どうにかして流れゆく時間を
止めようとしていた頃もあって
曖昧な未来に安心していた僕もいた
今、遠く音楽が鳴り止まない
涙の奥に響く雪が
思い出のように積もっていく
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