10/12/2010

星空結界

The twinkle of the stars collapsed the milky way
プラネタリウムに行ってきました。
子供向けのものでしたが、とても良かったです。
真っ暗になって半円形の天井に星が散らばった瞬間、ぶわ、と空に落ちるような感覚になった。
吸い込まれるような、沈み込むような。

プラネタリウムに行ったのなんて、10年ぶりくらいかもしれない。
空が好きで、星を見るのもとても好き。
流星群の頃に一人、屋上に出て寝転んで流れ星を探していたりした。
言葉の要らないもの。
自分の流れとはまったく別に、時間が流れている存在に惹かれるのかもしれない。

アルビレオ。
天の川観測所。
あれが、デネブ・アルタイル・ベガ。
シリウス。一等星。
 天象儀というやつが、とても好きで。
思い出すのは瀬名秀明の『虹の天象儀』という小説。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』
それからBump of chikenの「プラネタリウムという曲。
supercellの『君の知らない物語』
 ふとした瞬間に、何年前かと同じような状況に陥って、その時の記憶がフラッシュのように光る事がある。大事な記憶でも何でもないのに、その状況やその物に宿った思い出みたいなものが突然浮かび上がる。そんなものに溢れていて、まるで思い出に埋もれて生きている、ような。
ような。

45分の投影時間は思いのほか短くて、解説のおじさんの問いかけにぽそぽそと答える子供たちの声だとか、連れのこっそり笑う声とか、星空を見るだけじゃなくそういう「空間の良さ」も味わえてとても好い時間だった。
あの天象儀、ほしかったな。
写真とってくればよかった。また行こう。

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