9/28/2010

5時の鐘、染まる赤、走る影。


【ポケットにファンタジー】

ふとした切欠で聞いて、不覚にも涙した。

今、出会っている友人達とみんなで子供に戻って一緒に遊びたい。
何も無い校庭で、ケイドロしてドッジボールして、臆面もなく手を繋いで。
日が暮れるまで、走り回るんだ。ランドセル投げ捨てて。

また明日ね!って笑いながら別れてさ。

大人になった君しか知らない。
大学に入ってから出逢った人達はみんなそうだ。
君の小さな頃、どんな本を読んで、何が好きで、どんな顔で笑って、何が楽しみだったのかを私は知らない。
悲しかったことはなんだろうか。
明日を楽しみに眠りについていたのだろうか。
どんな声で、ともだちを呼んでいたのだろうか。

目の前で話すその人の過去に、思いを馳せる時がある。
今ある君は、きっと過去の集大成で、色々なものが積み重なって「君」なんだろう、と思う。
そういう過去に少しだけ手を伸ばしてみたくなる。
今の君が
悩んだり、辛かったり、笑ったり、惚気たり。
そういうものを取っ払って
みんなで子供に戻って、一緒に遊べたら。

君達と一緒に笑えたら。

あの頃、何を思っていただろうか。

もいちど、こどもに もどってみたい。

1 件のコメント:

  1. そんな歌があればいいのに。
    そして「みんなのうた」で流れればいい。
    そう思いました。

    「みんなのうた」見てる子供には不相応な歌だがなw

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