9/15/2010

君と僕。



(クリック→拡大で見たほうが見やすいです。あんまり変わらないけど。)

多分、誰にでもある感覚。
時々友達っていうものの距離感が解らなくなる。
それが異性だったりすると、同性よりもずっと、気を使ってしまっている気がする。

「そういう優しさとか馴れ合いは、相手に誤解を生ませるよ。」
と忠告してきたが
「私そんなモテないし」と一蹴され
結局後日、告白されたそして振った、という話を聞いた。
――次の日みんなで遊ぶ中にいるから、ちょっと気まずい
と彼女は呟いていた。

恋人がいることは一種の幸せかもしれない。
告白される、ということは素晴らしいことなのかもしれない。
ただ、何となくその度に自分の友人が減っていく気がしている。

きっと恋が始まった瞬間から、友人関係の崩壊が始まっているんだろう。
君も、僕も。
それが不幸かだなんて言えない。問えない。
好きになった彼や彼女が、運命の相手って奴になりえる可能性だってあるのだ。
それよりも好きになった想いをを止めるなんてできないだろう。

そういえば片思いをするたびに、
自分は自分でそれを気のせいだと思い込んできて
終わった頃にやっと片思いだったんじゃないか、と気付くパターンばかりだった。
本当は、片思いをした事がないのかもしれない。

不器用だね、と笑った。不器用だと思うよ、と答えた。

同性と同じように
異性に接するというのは
正しいのだろうか?

「男の一人暮らしの家に泊まりに来て、誘ってないだろうなんて思わないよ」
男から襲わなくても、あわよくば、くらいには思ってるよ
と、誰だったかに忠告された。
異性と同性の間にある垣根が、多分少し低いのかもしれない。
自分の中ではきっと、まだ中学や高校と何ら変わらない意識なのに
肉体や環境がそれを許さない。
勿論、そうでない人も関係もあるだろう。
ただ、どう考えれば良いのかは、解らない。

切なさの連鎖。
安心の楔。

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